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2025-09-17 08:27:00

普通期水稲のトビイロウンカについて

鹿児島県病害虫防除所より

 

9月上旬の普通期水稲のほ場調査で,トビイロウンカの

短翅型雌成虫の発生しているほ場 が確認されています。

10月中旬以降に収穫する中~晩生品種については,

被害を生じる恐れ があります。

ほ場をよく見回り,発生が多い場合防除を行ってください。

トビイロウンカ.jpg

 

1)対象病害虫   トビイロウンカ

2)対象作物    普通期水稲(10月中旬以降に収穫する中~晩生品種)

3)発生状況等 (1)9月1~4日のほ場調査では,

  トビイロウンカの発生が認められ, 発生程度も低いものの,

  増殖率の非常 に高い短翅型雌成虫の発生が各地域で確認されている

  今後も気温が高く,発生に好適な条件が続くことから

  発生は増加すると予想される。

4) 防除対策及び防除上注意すべき事項

(1)10月中旬以降に収穫する「あきほなみ」,

   「あきのそら」などの中~晩生品種では,

  次世代の幼虫が多発生した場合,被害を生じる恐れがある。

(2)次世代の幼虫の防除時期は9月29日から10月4日頃で

  防除する場合は, 農薬を選定した上で,ラベルに記載の収穫

  までの日数など登録内容を遵守 する。

(3)トビイロウンカは,稲の株元に生息しているので,

   粉剤や液剤で防除する場合は,農 薬が株元に十分届くよう散布する。

(4)発生はほ場間差が大きく,ほ場内の分布にも局在性があるので

,ほ場の外から観察す るのではなく,ほ場内に入ってほ場全体を確認する。 

 

 

対象薬剤

エクシード粉剤DL   収穫7日前まで  スルホキサフロル

エクシードフロアブル  収穫7日前まで  スルホキサフロル

エミリアフロアブル   収穫7日前まで  フルピリミン

オーケストラフロアブル 収穫7日前まで  ベンズピリモキサン

トレボン粉剤DL    収穫7日前まで  エトフェンプロックス 

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